未来をまもる子どもたちへ




上の画像は双眼鏡(倍率7倍の実視界約7°)で見る夏の星空 M27(亜鈴状星雲)とMの印 

画像中央下の紫のところ こぎつね座。距離・・・820光年

日本の天文書では、殆ど全てと言っていいほどこの印を「逆さまのWのマーク」と紹介されていますが、

実際にはMの字と映り、「Mの印」と表現と言った方が自然かと思います。日本人にとって「W」の字に

何か特別な意味があるのか、単なるカシオペヤ座の影響なのかわかりませんが、MではなくWを思い

描く日本人の無意識の世界を探ってみるのも面白いかも知れません。



上の画像は光害のない、そして透明感ある最高の星空を再現したものです

ので、光害などが残るところでは実際にはこのように見えない場合があります。


 




今から820年前の世界とは?(2011年基点)

遠い昔に船出した星の光は、今それを見ている人の瞳に
映し出され、そしてその心には何が刻まれるのでしょう。


 


1187 エルサレム王国が滅ぶ

1185 (日本)平氏が滅びる

1189 (日本)源義経が死去

1190 ドイツ騎士団が生まれる

1192 (日本)鎌倉幕府成立

1195 イスラム教徒がスペインを占領

1204 第4回十字軍がビザンチン帝国を征服

1206 モンゴル帝国のチンギス・カン即位

1215 ジョン王が大憲章(マグナ・カルタ)を承認

1212 (日本)「方丈記」

1219 チンギス・カンの西征(〜1925)

1219 (日本)源氏が滅びる

1224 モンゴル帝国が南ロシアを征服

1221 (日本)承久の乱


 



源義経

源 義経(みなもと の よしつね、源義經)は、平安時代末期の武将である。鎌倉幕府
を開いた源頼朝の異母弟。仮名は九郎、実名は義經(義経)である。河内源氏の源
義朝の九男として生まれ、幼名牛若丸(うしわかまる)と呼ばれた。平治の乱で父が
敗死したことにより鞍馬寺に預けられるが、後に奥州平泉へ下り、奥州藤原氏の当
主藤原秀衡の庇護を受ける。兄頼朝が平氏打倒の兵を挙げる(治承・寿永の乱)
それに馳せ参じ、一ノ谷、屋島、壇ノ浦の合戦を経て平氏を滅ぼし、その最大の功労
者となった。その後、頼朝の許可を得ることなく官位を受けたことや、平氏との戦いに
おける独断専行によってその怒りを買い、それに対し自立の動きを見せたため、頼朝
と対立し朝敵とされた。全国に捕縛の命が伝わると難を逃れ再び藤原秀衡を頼った
が秀衡の死後、頼朝の追及を受けた当主藤原泰衡に攻められ衣川館で自刃し果てた。

その最期は世上多くの人の同情を引き、判官贔屓(ほうがんびいき)という言葉、多く
の伝説、物語を産んだ。


源義経 - Wikipedia より抜粋引用

 



チンギス・カン

チンギス・カン(?inggis Qan または ?inggis Qa'an, 1162年頃? - 1227年8月18日頃)は、
モンゴル帝国の初代皇帝(在位:1206年 - 1227年)。

大小様々な集団に分かれてお互いに抗争していたモンゴルの遊牧民諸部族を一代で
統一し、中国北部・中央アジア・イラン・東ヨーロッパなどを次々に征服して、最終的に
は当時の世界人口の半数以上を支配するに致る人類史上最大規模の世界帝国、
『モンゴル帝国』の基盤を築き上げた。死後その帝国は百数十年を経て解体されたが、
その影響は中央ユーラシアにおいて生き続け、遊牧民の偉大な英雄として賞賛された。
特に故国モンゴルにおいては神となり、現在のモンゴル国において国家創建の英雄と
して称えられている。生年は異説あり。

チンギス・カン - Wikipedia
 より抜粋引用






M27 惑星状星雲・・・鉄アレイ(ダンベル)に似た形の星雲・・・惑星状星雲として最初に

発見された星雲で、1764年メシエ自身が見つけている。星団を伴わないこのだ円形の不思

議な星雲の姿に、メシエがたいへんひきつけられたようすが、カタログの記述から見てとれ

る。これまで彼が見つけてきた星雲は、星団を伴う散光星雲ばかりだったためだ。鉄アレイ

(ダンベル)に似た形をしているので、亜鈴状星雲とよばれている。星の一生の終焉に放出

された広がった星周ガスが、中心星の放つ紫外線によって明るく輝いている星雲である。


「Newton ニュートン別冊 メシエ天体のすべて」より引用



 


「M27は、や座γ星(3.5等)から北に3°、こぎつね座14番星(5.7等)から南に0.5°弱の

ところにあり、7×50の双眼鏡で簡単に見つけることができる。写真で見た像と目で見た像

がよく一致する星雲はメシエ天体の中には少ないが、M27はその数少ない一つである。23

倍で見ると、明るい部分は淡い緑色に輝いており、砂時計の形によく似ている(北東方向

から南西方向に見て)。星雲状の淡いループが北西から南東にかけて広がっているのも

見える。4インチ望遠鏡でさらに倍率を上げてみると、表面輝度があまりにも暗くなってしま

い、この淡い広がりは背景の空にまじってしまって見えなくなる。3°の視野に入れると、

鉄亜鈴が星の毛布の上に直立しているようにみえる。どこに鉄亜鈴が立っているか少し注

意して見てみるとよい。星の毛布は鉄亜鈴の重みを支えているように見えるだろうか。この

不思議な光景は暗い星雲状のものによってつくられている。この光景をよく見るためには、

暗い空の下に出かけなければならない。」

「メシエ天体カタログ」ステファン・ジェームズ・オメーラ著 より抜粋引用




「7x50mm双眼鏡でも面積のある姿がはっきりと見えます。口径8〜10cmの屈折望遠鏡

で50倍くらいで観察すると変形した長方形状に見え、口径30cmの望遠鏡では「鉄あれい」

というよりも「銀行の地図記号」のような形がよくわかります。」

「メシエ天体 ビジュアルガイド」 中西昭雄・著 誠文堂新光社 より引用


「星座としてまったく目立たないこの星座も、有名な惑星状星雲M27があるおかげで

“こぎつね座”という星座の名前だけはよく知られています。M27は、形がボディビルの

ときに使う鉄亜鈴に似ていることから亜鈴状星雲(Dumb-Bell nebula)とよばれている

惑星状星雲ですが、こと座のドーナツ星雲の5倍もの大きさがありますので、5cm7倍

の双眼鏡で、もう、せんべいを両側からかじったような姿がわかります。もちろん、双

眼鏡での像は小さいので、視野がゆれないようにしっかり固定して見なければわかり

にくいことがあります。6cmに40倍くらいになると、なにやらふわふわした感じで、まわた

を両手でつまんで少しのばしたような星雲に見えてきます」

「星座ガイドブック 春夏編」藤井旭著 より抜粋引用


「や座のγ星の北3°に位置するこぎつね座の惑星状星雲。「亜鈴星雲」の名で親しまれ

ている。双眼鏡では、12-13-14-16-17番星が形づくる、さかさまのWがすっぽり入ってくる。

その中央の14番星の0.5°先で、ぼんやりした光のシミを見ることができる。8p60倍で、地

図で使われる銀行のマークのように見え、20cm80倍で、まさに天体写真のように見える。」

「エリア別ガイドマップ 星雲星団ウォッチング」浅田英夫著 より引用


「思ったより明るく、大きく、これほどよく見える惑星状星雲はほかにはない。や座のγ(矢

じり)の北約3°に、Wをさかさまにした12-13-14-16-17が双眼鏡の視野にすっぽり入ってく

る。M27はその中心星14番星の0.5°先(や座γより)をみると、ぼんやりした光のしみが

楽に発見できるだろう。まん中がすこしくびれた形は、口径5cm低倍率でも、形はちいさいが

認められるという人もいる。口径10cm以上なら、もっと明るく形もはっきりする。ボディビルに

つかう鉄亜鈴ににているというのだが、みかたは人によってさまざまだ。“うちでのこづち”だ

とか、カイコの“マユ”だとか、“まくら”だとか“木の葉”のようだとか・・・・。さて、あなたの目に

うつるM27は、なににみえるだろうか」

「ほしぞらの探訪 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡による」山田卓著 より引用


「トレーニングのときなどに使われる『鉄亜鈴』に似ているというので『亜鈴状星雲』とよば

れる惑星状星雲ですが、見かけの大きさも明るさもあるので、双眼鏡でも両端をかじった

せんべいのような形が小さいながらわかります。」

「双眼鏡で星空を楽しむ本」藤井旭著 より抜粋引用


「『亜鈴型星雲』とよばれる惑星状星雲で明るさは7.6等、みかけの径は480"×240"もあ

ります。7×50双眼鏡では目をよくならして、良夜しっかり器材を固定させてながめます。小さ

な不規則な光斑がちらちらとみえます。6p以上になると、楕円形にみえ、10cm級では亜鈴

の形にみえまうs。位置は、や座γの北で、12、13、14、16、17の作るW型のパターンのなか

で、まんなかの14番星をとらえますと、このすぐ南25'にみられます。」

「四季の天体観測 肉眼・双眼鏡・小望遠鏡で」中野繁著 誠文堂新光社 より抜粋引用


 


APOD: 2015 August 20 - M27: Not a Comet

(大きな画像)


APOD: 2016 November 2 - M27: The Dumbbell Nebula

(大きな画像)


APOD: 2011 December 27 - M27: The Dumbbell Nebula

(大きな画像) その他の画像 


Astronomy Picture of the Month | 2008 | Dumbbell


TNG :: Gallery




2012年4月11日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。



映画「ブラザーサン・シスタームーン」



アッシジの聖フランシスコは神が創造した全てのものに神の息吹きを感じた、と表現してもいいかも

知れない。しかしサイトでも書いたように、私はその気づきとは違う次元、世界がありのままの姿で

映し出されている次元にフランシスコが立っていたのではないだろうかと感じてならなかった。



純度の高い鏡を持つ者においては、世界に存在するすべてのものが、その存在の重みそのものを

映し出している。



純度の高い鏡、それはアニミズムにも共通している。岩田慶治氏は「木が人になり、人が木になる」

の中で、アニミズムを次のように語り、この鏡の模範を鎌倉時代の禅僧・道元に見いだしている。



☆☆☆☆



「自分が鏡になってそこに天と地を映すといっても、鏡になるための・・・そのために精進努力する

・・・手がかりはない。



しかし、それにもかかわらず、自分のまえに、自分にたいして、天と地ではなくてそれが一体となった

全宇宙が訪れるということは、そのとき、自分がすでに鏡になっていたということである。



いわゆるアニミズム、あるいは本来のアニミズム経験というのは、木の葉のさやぎ、川の流れの音、

あるい草葉の露に全宇宙の規則をみることであって、その経験の時・処において、宇宙との対話が

成立しているのである。



つまり、自分が鏡になって、そこに天地を〈同時〉に映しているということである。」引用終わり。



☆☆☆☆



しかし、この鏡を持つということは別の姿を映し出すことになる。フランスの哲学者でレジスタンスでも

あったシモーヌ・ヴェイユは逆にこの鏡のために、人々の不幸がそのままの重さで映し出され彼女を

苦しめた。しかしそれでも彼女は力強く言う。「純粋さとは、汚れをじっと見つめうる力である」と。



聖フランシスコにとって心の故郷であった10坪にも満たないポルチウンクラの教会、そこでヴェイユは

生まれて初めて何かの力に逆らえずひざまずく。



自分に何が出来るか、それは決して大げさなことでないかも知れない。公園でガラスの破片が子供た

ちを傷つけないよう拾っている人もまた偉大な聖人だと私は思う。世間から大きな賞賛を受けなくとも、

どれだけそこに心を込めているか。



映画「ブラザーサン・シスタームーン」は私にとって、「ラ・マンチャの男」と並んで生涯大事にし続ける

映画かも知れない。



☆☆☆☆



「太陽の歌」アッシジの聖フランシスコ



神よ、造られたすべてのものによって、わたしはあなたを賛美します。

わたしたちの兄弟、太陽によってあなたを賛美します。

太陽は光りをもってわたしたちを照らし、その輝きはあなたの姿を現します。

わたしたちの姉妹、月と星によってあなたを賛美します。

月と星はあなたのけだかさを受けています。

わたしたちの兄弟、風によってあなたを賛美します。

風はいのちのあるものを支えます。

わたしたちの姉妹、水によってあなたを賛美します。

水はわたしたちを清め、力づけます。

わたしたちの兄弟、火によってあなたを賛美します。

火はわたしたちを暖め、よろこばせます。



わたしたちの姉妹、母なる大地によって賛美します。

大地は草や木を育て、みのらせます。

神よ、あなたの愛のためにゆるし合い、

病と苦しみを耐え忍ぶ者によって、わたしはあなたを賛美します。

終わりまで安らかに耐え抜く者は、あなたから永遠の冠を受けます。



わたしたちの姉妹、体の死によって、あなたを賛美します。

この世に生を受けたものは、この姉妹から逃れることはできません。

大罪のうちに死ぬ人は不幸な者です。

神よ、あなたの尊いみ旨を果たして死ぬ人は幸いな者です。

第二の死は、かれを損なうことはありません。

神よ、造られたすべてのものによって、わたしは深くへりくだってあなたを賛美し、    

感謝します。



☆☆☆☆



(K.K)



 

 

2014年9月14日、フェイスブック(http://www.facebook.com/aritearu)に投稿した記事です。




M27 鉄アレイ(ダンベル)に似た形をしているので、亜鈴状星雲と呼ばれています。



この惑星状星雲は「はくちょう座」のアルビレオの近くに位置し、光害の少ない場所において双眼鏡でかすかに見ることができます。



実はこの星雲の直ぐ上に、明るい星が形作る「M」という文字が双眼鏡で見えるのですが、多くの天文書では「さかさのW」という

表現をしています。



ひねくれ者の私は、何故素直に見たとおりのMと表現しないのか疑問に感じていますが、日本人にはMよりWという形を好む

深層心理があるのかも知れません。



ちなみに今私たちが見ているM27は、平家や義経、モンゴルのチンギス・カンが生きていた約820年前の光です。




「フラムスチード 天球図譜」恒星社編 より引用







双眼鏡で見る春の星空 双眼鏡で見る夏の星空

双眼鏡で見る秋の星空 双眼鏡で見る冬の星空

天体観測に適した小・中口径の双眼鏡

天体観測に適した大口径の双眼鏡

(映し出されるまで時間がかかる場合があります)

いい双眼鏡とはどんなもの

雑記帳(魅せられたもの)

美に共鳴しあう生命

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