「神を待ちのぞむ」2001年更新履歴




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2001.10.3 先日紹介した映画「THUNDERHEART」について誤りがありました。このDVDは日本でも発売されています。
          勿論日本語の吹き替え版で、「サンダーハート」という名前です。ちゃんと調べず掲載して申し訳ありません。

          今日10月3日はアッシジの聖フランシスコが亡くなった日です。1226年、彼が最も愛した小さく素朴な教会
          ポルチウンクラで聖フランシスコは兄弟たちに別れを告げ、生まれたままの姿、裸で大地に横たえてもらい、
          兄弟たちに「太陽の賛歌」を歌ってもらい旅たっていきました。この時彼がこよなく愛していたひばり、たくさん
          のひばりが大合唱と共に天高く昇っていき多くの人を驚かせました。人間に限らずあらゆる生き物や太陽、
          月を兄弟姉妹と呼び、「今生の栄えを 想わず 後の世の 花」となったアッシジの聖フランシスコ。
          世界が混沌として疑いと不安に突き進む現代において、この教会からは今でも彼の祈りが流れ出ています。

          「ああ主よわれをしておんみの平和の道具とならしめたまえ
          われをして憎しみあるところに愛をもたらしめたまえ
          争いあるところにゆるしを
          分裂あるところに一致を
          疑いあるところに信仰を
          誤りあるところに真理を
          絶望あるところに希望を
          悲しみあるところによろこびを
          闇あるところに光をもたらしめたまえ

          ああ主よわれをして慰めらるるを求めずして慰むることを求めしめ
          理解さるることよりも理解することを
          愛さるることよりも愛することを求めしめたまえ

          そはわれらは自ら与うるがゆえに受けゆるすがゆえにゆるされ
          おのが身をすてて死するがゆえに永遠の生命を得るものなればなり」


2001.9.26 ナワ・カミッグ(デニス・バンクス)の言葉を集めた「セイジを焚いて にほんの縁者たちへ」を掲載しました。
          デニス・バンクスの生涯については「聖なる魂」に詳しいですが、アメリカ・インディアン運動(AIM)のリーダー
          の一人として著名である彼が来日し、その言葉を集めたものがこの小冊子です。彼の言葉は単純でありな
          がらも、逆にそこに言葉が持つ魔法が隠されていると感じられてなりませんでした。尚、この情報は実際に
          北海道にてスエットロッジなどを通してインディアンとの交流をされた秋山さんから頂きました。

          1970年代に始まったアメリカ・インディアン運動を題材にした映画「THUNDERHEART」という映画がありま
          すが、白人が哀れなインディアンを助けるという構図から抜け出した心に残る作品です。1992年に公開さ
          れたものですが、幸いにしてDVD(日本未公開で英語版)がアメリカで発売されています。インディアンの血を
          ひきながららそれを拒絶するFBI捜査官が、居留地で起こる殺人事件の真相を追う中でインディアンとしての
          自己基盤を見い出していく物語です。スリル感のある映画ですが、インディアンの音楽や踊り、そして彼らの
          世界観がさりげなく語られており、見終わったあと、爽やかな感動の風が吹いていました。尚、このDVDはア
          メリカ仕様ですので、多くの日本製のDVDプレーヤーでは見ることが出来ないかも知れませんが、方法は幾
          つかあるので専用サイトを見ていただけたらと思います。英語が苦手な私は字幕とにらめっこでした。
          尚、この映画の情報は4年前にインディアン研究家であり、多くの著作があるスーザン小山さんから頂きまし
          たが、今こうして触れることが出来たことに感謝しています。


2001.9.18 インディアンの文献の中でも古典中の古典であり、今でも名著の中に入る「ブラック・エルクは語る」が新たな
          訳で出版されています。合同出版から「終りなき夢と闘い」として最初に日本に紹介された文献ですが、次に
          続いた社会思想社「ブラック・エルクは語る」と共に絶版の道を辿ってしまいました。この偉大な魂を記録した
          文献が日本の出版界から姿を消して30年近くなりますが、再びこの時代にブラック・エルクの風が吹き、ある
          べき未来を考えるきっかけになってくれると信じています。

          5月から更新できないで本当に申し訳ありません。最近アメリカで大量・無差別テロが起りましたが、このテロ
          への過剰な報復が更なる憎しみを産まないように願っています。随分前にNHKの「みんなの歌」で紹介された
          「さとうきび畑」という反戦歌があります。最初にこの歌を聴いたとき涙を流していました。幼少の頃、私は
          奄美大島に住んでいました。青い海と蘇鉄、ハブ、そしてさとうきび畑。子どもたちは私も含めて畑に行って
          良くさとうきびを食べたものですが、このさとうきび畑を舞台とした鎮魂歌、それが「さとうきび畑」です。下にこ
          の歌の歌詞を紹介しますが、幸いなことにこの曲はインターネット上でダウンロード(music.co.jp)することが
          出来ます。ちあきなおみの歌を通してこの曲を知った私ですが、いつまでも心に響いてやまない鎮魂歌です。

          さとうきび畑
          (作詞/作曲:寺島尚彦)
          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
          夏の ひざしの中で
          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          むかし 海の向こうから いくさが やってきた
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          あの日 鉄の雨にうたれ 父は 死んでいった
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          そして 私の生れた日に いくさの 終わりがきた
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          風の音に とぎれて消える 母の 子守の歌
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          知らないはずの 父の手に だかれた夢を 見た
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          父の声を 探しながら たどる 畑の道
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          お父さんと 呼んでみたい お父さん どこにいるの
          このまま 緑の波に おぼれてしまいそう
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ けれど さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ 風が 通りぬけるだけ
          今日も 見わたすかぎりに 緑の波が うねる
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ 忘れられない 悲しみが
          ざわわ ざわわ ざわわ 波のように 押し寄せる
          風よ 悲しみの歌を 海に返してほしい
          夏の ひざしの中で

          ざわわ ざわわ ざわわ 広い さとうきび畑は
          ざわわ ざわわ ざわわ この悲しみは 消えない


2001.5.8  このホームページを移転しましたが、それに伴い今まであった2つのミラーサイトは閉じさせていただきました。
          また電子メールのアドレスも変更しています。inori@aritearu.com

          インディアンの文献「グレイ・アウル 野性を生きた男」を掲載しました。グレイ・アウルの伝記を記したこの
          文献の簡単な紹介は「インディアンの伝記や物語を記した文献」に書きましたが、1930年に毛皮を求めて
          乱獲され、絶滅寸前にあったビーバーの保護に立ち上がった人物として知られています。現在この運動は
          自然保護運動と呼ばれていますが、その先駆者的な存在でもありました。しかしスコットランド人である彼が
          何故自分のことをインディアンと呼んだかについて、様々な捉え方があるのも事実でしょう。私自身彼の歩み
          決断してきたことの全てに同意することは出来ませんが、ただ彼が絶滅寸前の動物と自然環境を救うきっか
          けをもたしてくれたことは疑いもない事実なのです。特にビーバーにとって彼は良き友人であり、最大の理解
          者でした。1930年、グレイ・アウルがビーバー保護に立ち上がった当時の貴重な映像は、感動的なIMAX
          記録映画「Beavers」(1987年製作)の中の一部で紹介されております。


2001.4.6  「ホピ 神との契約」というホピの預言・警告・教示を掲載しました。インディアン最古の部族であり平和という
          意味を持つホピは、ホピの予言にあるような破滅が起こらないよう創造主との契約を守り、絶えず世界の平和
          と調和を祈ってきた霊的に優れた人々でした。しかし創造主との契約を守り続ける伝統派のホピは、政府並び
          に文明の恩恵を受けたい進歩派のホピ自身からも攻撃を受け、何千年と護りつづけた契約が途切れようとして
          います。併せて予言に書かれていることが全て成就されようとしている今、この世界が破滅することなく新たな
          世界に移行できるよう、彼らが秘密にしていた預言・警告・教示を世界に向かって公開することにしました。
          本書の説明は「インディアンの神話・預言・叡智を集めた文献」に書いてありますのでお読みいただけたらと
          思いますが、預言は確定されたものではなく私たちがどのように生きるかによって決まることを訴えていると
          感じられてなりませんでした。

          「天空の果実」「アナサジ族が記録した超新星爆発(カニ星雲)」を掲載しました。1054年に昼間でも明るく
          輝いた星、この星の存在は中国や日本でも記録されたものですが、ホピ族の父祖アナサジ族もその記録を
          岩面陰刻(ペトログリフ)しました。この超新星爆発から1000年が経とうとしていますが、その残骸がカニ星雲
          として輝いています。


2001.2.21 「インディアンという生き方 夢にかよう魂」を掲載しました。長くインディアンと深い交流をしてきた白人の
          方が書かれたもので、インディアン以外の方から見た儀式(ゴースト・ダンス、ヴィジョンクエスト、ユイピなど)
          を通して彼らの世界観が語られています。今まで彼が関わった文献には著名なスー族のメディスン・マン
          「レイム・ディアー」「魂の指導者 クロウ・ドッグ」「アメリカ先住民の神話伝説」「ラコタ・ウーマン」
          あり、インディアンの精神文化を最もよく知る白人の一人として数えられるのではと思います。ローリング・
          サンダーはかつて「インディアンであるとは、血の問題ではなく、生き方の問題である」と言いましたが、
          日本で生まれ育った私たちもかつては同じ世界観をもって生きてきた、この封印された記憶を呼び覚ます
          ことを求められているのかも知れません。勿論、風土が全く異なるインディアンの全てを模倣することは
          出来ませんし、それ自体意味があることとは思えません。ただインディアンに限らず先住民族が太古の昔
          から守り続けてきた普遍的なもの、それを呼び覚ましてくれる灯台のような存在であり、環境・人間破壊に
          苦しむ現代の多くの生命にとって来るべき世界を開いてくれる鍵、その鍵をしっかりと魂に刻んでいる方
          たちなのではと感じずにはいられません。この魂、そして多くの生命の声に耳を傾けて生きたいものです。

          「シンクロニシティ・林女のパワーストーン占い」の林女さんがリンクしてくださいました。林女さんは幾度の
          絶望をくぐり抜けて人のために生きる決心をし、占いを通して、悩める方たちのために何が出来るのかを
          真剣に考えておられる方です。尚、今までリンクしていただいた方たちはこちらで紹介させて頂いています。


2001.2.8  「トラッカー インディアンの聖なるサバイバル術」を掲載しました。「グランドファザー」という自らの生涯を
          あるべき未来のために、調和と平和の道具として生き抜いた人物。この人の生き方はブラック・エルク
          共に私に強い衝撃を与えました。その彼が最後の時間をかけて古来の道を教えたのが「トラッカー」の著者
          で、グランドファザー:ストーキング・ウルフの息吹が流れてやまない自叙伝です。インディアンのサバイバル
          術を伝える文献としてはこの他に「アメリカ・インディアン・HOWブック」「北米インディアン生活術」などが
          ありますが、「トラッカー」は自らの心の軌跡を追いながら記した異色の文献です。尚この文献の紹介文は、
          「インディアンの精神文化を伝える文献」に書いていますが、本書を翻訳された斎藤宗美さんは著者との
          出会いを通して「アチレア自然&サバイバルスクール」を創り主宰しておられます。


2001.1.28 映画やドキュメンタリーなどインディアンが登場する映像の中で、不思議と心に留まっているものは少ない。
          ただその中でも全天周映画(プラネタリウムのドームで映し出す)「ザイオン・キャニオン 神々の宝」は、そ
          の迫力と共にインディアンの視点が根底に流れている物語性に強くひきつけられてなりませんでした。数年
          間この映像を見る機会を探していましたが、幸いなことにDVDで供給されているのを知り再び触れることが
          出来たことは大きな喜びです。日本ではまだ売られていないものですが、外国版でも英語・日本語・韓国語
          のナレーションが入っております。この作品の評価は様々あると思いますが、私にとっては心に残り続ける
          映像の一つなのです。


2001.1.4  インディアンの文献「母なる風の教え」を掲載しました。これを書いたムスコギ・クリーク族の長老(1918年生まれ)
          は、メディスン・マンとして永年肉体と精神の癒しに携わってきた人物です。詳しくは「インディアンの精神文化を伝え
          る文献」に書きましたが、その人生を貫いている崇高な慈愛の心に胸が締めつけられそうになりました。インディアン
          に関する文献の中で、これほど自分を見つめ考えさせられたものは幾つもありませんでした。

          「ほのぼのカフェ」のmaririnさんがリンクしてくださいました。リンクして頂いた方はこちらに紹介しています。
          maririnさんのホームページはあるべき未来を創るうえで、大切だと感じた人たちの言葉を多く紹介されてお
          り、私自身とても勉強になりました。特に「地球交響曲」に登場されていた人たちの言葉には教えられます。


2000.12.4  アメリカ在住のインディアン研究家であり、多くの著作を世に出しておられるスーザン小山さんが2000年12月
           11日にメールマガジン(毎週)を発行されます。スーザン小山さんが書かれた文献の中で「アメリカ・インディアン
           死闘の歴史」並びに「大草原の小さな旅」は全国学校図書館推薦図書に選ばれた良書ですが、最近では本物
           のインディアン工芸品を紹介し販売される活動をされています。このどちらの活動にも共通していることは、現代
           に生きるインディアンの心と文化を日本の多くの人に知ってもらいたいという願いが込められていることです。
           そして多くのインディアンの友人を持つスーザン小山さんが新しく発行されるメールマガジンには、インディアン
           の歴史や文化、インディアン・ジュエリーの話題、アメリカの自然と環境問題、アリゾナを中心としたアメリカ西部
           全般のことが掲載されます。詳しくはスーザン小山さんのホームページをご覧になっていただきたいと思います
           が、私自身スーザン小山さんからインディアンに関する情報を教えていただき、またいろいろと暖かい励ましを
           受けてきました。率直で飾らない、それでいて温かい人柄のスーザン小山さんの新しい活動が成功し、インディ
           アンを深く理解できるメールマガジンになりますよう心から願っています。またメールマガジン登録場所には掲示
           板があり、インディアンに関する分かち合いと出会いの場となることをも願っています。

「スーザン小山の総合ホームページ」


「孤独なインディアン アメリカ先住民名品集」を掲載しました。1802−1880年を生きた白人女性作家が
書いた四つの短編と、「インディアンのための訴え」が収録されています。反インディアン差別、反奴隷制、
反父権主義の活動家でもあった著者の作品並びに訴えには、悲しみと怒り、そして希望が込められていま
す。この文献の簡単な紹介は「インディアンの伝記や物語を記した文献」に書きました。



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